野村弘樹氏が見たプロ初登板・初先発のDeNA・小園「物足りなさを感じましたよね」

● DeNA 1 - 6 中日 ○
<2回戦・横浜>

10日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター DeNA-中日』で解説を務めた野村弘樹氏が、プロ初登板・初先発した3年目のDeNA・小園健太について言及した。

小園は初回先頭の三好大倫をカーブで空振り三振に仕留めたが、続く田中幹也に四球を与えてしまう。高橋周平を二ゴロで二死としたが、中田翔に四球、細川成也に適時打を浴びた。小園は1イニングだけで30球を要した。

2回先頭の木下拓哉にセンター前に運ばれ、続く村松開人の打席中、野村氏は「球威が落ちてきているなと思って見ています」と指摘。村松、松葉貴大に連続バント安打で満塁のピンチを招く。1番・三好を145キロのストレートで空振り三振にすると、野村氏は「これぐらいの気持ちで先頭から行っていれば、こんなことになっていないと思うんですよね。1回に1点を取られましたけど、ほっとした部分が、この回の立ち上がりの初球に出たような気がしますね」と自身の見解を述べた。

しかし、田中幹也の内野ゴロの間に三塁走者の生還を許すと、高橋の適時内野安打で2失点。3回も松葉に141キロのストレートをライト前に適時打を浴び、小園はここで降板。後を受けて登板した石川達也が三好に適時打を打たれ、小園は2回2/3・76球を投げ、7安打、3奪三振、3四球、5失点だった。

野村氏は試合後、小園の投球について「正直、もうちょっと期待していましたね。打たれる打たれないではなくて、スタミナであったり、あとはテンポもそうですし、力不足を感じましたね。そこは僕自身残念でしたね。内野安打がほとんどでまともに打たれたのは1本、2本しかないので、打たれていないんですけど、物足りなさを感じましたよね」と振り返った。

(ニッポン放送ショウアップナイター)

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