横浜FM、A・ロペス&植中朝日のゴールで今季初の連勝!…G大阪は決定力不足に泣き連敗

2024明治安田J1リーグ第3節(延期分)が10日に行われ、横浜F・マリノスとガンバ大阪が対戦した。

ハリー・キューウェル新監督の下で試行錯誤が続く横浜FMは、ここまで6試合を戦い3勝1分2敗・勝ち点「10」で暫定7位。前節は昨年の“王者”ヴィッセル神戸との接戦を制しており、ホームで行われる今節は、今シーズン初の連勝を目指す。一方、ダニエル・ポヤトス監督体制2年目のG大阪は、ここまで2勝3分1敗・勝ち点「7」の暫定12位につけており、前節は北海道コンサドーレ札幌に初勝利を献上した。アウェイと言えど連敗は避け、4試合ぶりの白星を掴みたいところだ。

序盤から横浜FMがボールを握る展開のなか、G大阪は4分にカウンターからチャンスを創出。宇佐美貴史が中央をドリブルで持ち上がり左へ展開すると、これを受けたウェルトン・フェリペが右足を振り抜いたが、DFエドゥアルドのブロックされ枠外へ。12分には再び縦への速い攻撃を見せると、左に開いた宇佐美がカットインからフィニッシュに持ち込む。鋭いシュートがゴール右下隅へ飛ぶも、GKポープ・ウィリアムの好セーブに阻まれた。

なかなかシュートに持ち込めずにいた横浜FMは22分、永戸勝也が奪ったボールを天野純が右サイドのスペースに展開し、走り込んだ村上悠緋がボックス手前中央へ折り返す。後方から走り込んだ山根陸が右足で狙ったが、強烈なシュートは惜しくも左ポストを叩いた。その後もボールを保持する横浜FM、カウンターを狙うG大阪という構図が続く。35分、横浜FMは敵陣での細かいパス交換から天野がミドルシュートを放つも、GK一森純が片手で枠から弾き出した。

G大阪もカウンターやセットプレーから何度かチャンスを作るも、得点を奪うまでには至らず。前半はこのままスコアレスで終了した。

後半の立ち上がりはG大阪のペースに。横浜FMのビルドアップを引っ掛け、宇佐美やウェルトンがフィニッシュに持ち込むシーンを作る。対する横浜FMは53分、敵陣左サイドで細かくパスを繋ぎ、山根がボックス内に低いボールを入れると、相手DFを背負いながら受けたA・ロペスが反転から左足を一閃。強烈なシュートがネットを揺らし、後半の早い時間で先制に成功した。

62分、G大阪はFKのサインプレーから三浦弦太がネットを揺らすも、オフサイドの判定で同点ならず。その3分後には宇佐美が右足の際どいシュートを放ったが、惜しくも枠の右へ外れた。その後も途中出場の食野亮太郎、イッサム・ジェバリが宇佐美と絡んだ攻撃でチャンスを作る。75分には左から仕掛けたウェルトンが右足でゴール右上隅を狙うも、これも枠を捉えることができない。

守備の時間が増えた横浜FMは80分過ぎにかけて盛り返し、途中出場の宮市亮や塩貝健人らが積極的なプレーを見せる。すると90+8分、カウンターから植中朝日が貴重な追加点を挙げ、リードを2点に広げる。試合はこのまま終了し、横浜FMが今シーズン初のリーグ戦連勝を飾った。一方で、決定力不足に泣いたG大阪は連敗となっている。両チームの次戦となる第8節は今週末に開催。横浜FMは湘南ベルマーレと、G大阪はサガン鳥栖と共にホームで対戦する。

【スコア】
横浜F・マリノス 2-0 ガンバ大阪

【得点者】
1-0 53分 アンデルソン・ロペス(横浜F・マリノス)
2-0 90+8分 植中朝日(横浜F・マリノス)

© 株式会社シーソーゲーム