【韓国】SKTとソウル大、量子分野のR&Dで協力[IT]

SKテレコムは9日、量子分野の研究開発(R&D)と人材育成に向けてソウル大学産学協力団と業務提携を締結(同社提供)

韓国通信大手のSKテレコム(SKT)は9日、量子分野の研究開発(R&D)と人材育成に向けてソウル大学産学協力団と業務提携を結んだと発表した。量子暗号通信や量子センシング、量子コンピューターなど量子分野の技術について共同で研究開発する。

SKTは開発する量子技術と人工知能(AI)を連携して、より安全な通信技術の提供を目指す。また、地場量子企業と3月に結成した「クォンタム・アライアンス(仮称)」とソウル大学の技術交流案についても検討する方針だ。

■専門人材400人にとどまる

韓国政府が今年1月に発表した「量子情報技術白書」によると、韓国の量子関連の専門人材は現時点で約400人にとどまっており、人材育成が急務とされている。

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