【フィリピン】フィリンベスト、24年は250億ペソ投資[経済]

フィリピンの財閥フィリンベスト・デベロップメント(FDC)は、2024年に250億ペソ(約675億円)を投資する。不動産、再生可能エネルギー、ホテルの3事業に重点的に配分する。地元紙の報道を認める形で8日発表した。

フィリンベスト・ランド(FLI)を通じた不動産開発には150億ペソを割り当てる。発電子会社FDCユーティリティーズ(FDCUI)を通じた再エネ開発には37億5,000万ペソを割り当てる。

南部の東ミサミス州で出力2万キロワット、中部のセブ州で1万2,000キロワットの太陽光発電所を建設しており、どちらも1年以内の稼働を見込んでいる。北部パンガシナン州では水力発電所の開発を計画している。

ホテル子会社フィリンベスト・ホスピタリティー(FHC)の事業拡大にも37億5,000万ペソを割り当て、25年3月までに北部ベンゲット州バギオ市にホテルを開業する。マニラ首都圏北方のパンパンガ州クラークでもホテル開発を進めている。

残る25億ペソは、他事業の開発やデジタル化に充てる。

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