【シンガポール】コーエーテクモ、著作権侵害で現地企業を提訴[IT]

ゲーム大手コーエーテクモホールディングス傘下のコーエーテクモゲームスは、ゲームアプリの配信・運営を手がけるシンガポールのYOUZU (シンガポール)に対し、コーエーテクモゲームスが保有する人気ゲームソフトなどの著作権侵害に対する訴訟を起こした。著作権侵害の行為の差し止めや同行為から生じた損害賠償を求めている。

コーエーテクモゲームスが8日に発表した声明によると、知的財産権を持つゲームソフトシリーズ「信長の野望」「太閤立志伝」の音楽やゲーム画像、同社の商標が、YOUZUのゲームアプリのウェブ広告に無断で継続的に使用されている。コーエーテクモゲームスの社名を無断使用し、同社がYOUZUのアプリに関与していると利用者に誤認させる表記もみられる。

これまで複数回にわたってYOUZUに警告状を発送しているが改善されず、侵害行為が繰り返されていることから8日、東京地方裁判所に提訴した。

YOUZUは「成り上がり 華と武の戦国」「ダイナスティ・オリジン」などのスマートフォン向けゲームアプリを配信・運営している。

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