【台湾】経済部、AIスパコンを産官学に開放へ[IT]

台湾経済部(経済産業省)はこのほど、域内最大規模の人工知能(AI)スーパーコンピューターを産官学に開放すると発表した。生成AIや大規模言語モデル(LLM)といった今後発展が見込める技術の研究開発(R&D)を後押しする。

産官学に開放するスパコンは、米半導体大手エヌビディアが2023年末に台湾に整備した「タイペイ—1」。経済部は同スパコンの計算資源の一部を無償利用することでエヌビディアと合意しており、これを産官学に開放する。

経済部は8日から利用申請の受け付けを開始。申請期限は5月30日で、今月19日には申請方法やタイペイ—1の技術仕様などを解説する説明会も開く。経済部産業技術司が立ち上げた専門家委員会による審査を経て、6月末に選出結果を公表する。

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