バルサ、来シーズン終了後のN・ウィリアムズ獲得を画策? 本人も1年間のビルバオ残留を希望か

アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表FWニコ・ウィリアムズにバルセロナが関心を寄せているようだ。9日、スペイン紙『スポルト』が伝えている。

現在21歳のN・ウィリアムズは、2013年夏にオサスナの下部組織からアスレティック・ビルバオのユースに加入し、2021年4月にトップチームデビューを果たした。翌シーズンには定位置を確保して公式戦40試合に出場すると、今では兄であるイニャキ・ウィリアムズとともにクラブの両翼を形成。今シーズンもここまで公式戦30試合出場6ゴール13アシストの成績を残しており、ラ・リーガで5位につけているアスレティック・ビルバオを牽引している。

6日に行われたコパ・デル・レイ(国王杯)決勝のマジョルカ戦では同点弾のアシストをマークし、クラブを40年ぶりの同大会制覇に導いたN・ウィリアムズ。昨年12月にアスレティック・ビルバオと新契約を締結したアタッカーには、4300万ポンド(約82億円)の契約解除金が設定されているものの、今季終了後にはアーセナルやチェルシー、トッテナムなどプレミアリーグのクラブによる争奪戦勃発の可能性が噂されている。

そんななか、同紙はN・ウィリアムズとアスレティック・ビルバオによる新契約締結が、退団に向けての布石であると指摘。同選手はクラブを契約満了で去ることができたが、クラブに移籍金を残して退団するため契約延長にサインしたと主張した。

また、バルセロナもN・ウィリアムズの獲得に動き出していると説明。一方で、プレミアリーグを中心とした争奪戦に参入する形ではなく、来シーズン終了後での獲得を目指していると報じており、本人もアスレティック・ビルバオに1年間残留して“赤白のシャツ”を纏いながら欧州大会を戦うことを望んでいると伝えている。

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