「春の四重奏」見頃 朝日・舟川べり

見頃を迎え、多くの見物客でにぎわう「春の四重奏」=朝日町舟川新

 朝日町の桜の名所である舟川べりで10日、残雪の北アルプスと桜並木、チューリップ、菜の花が織り成す「春の四重奏」の景観が見物客を楽しませた。10日の富山県内は高気圧に覆われて晴れた。最高気温は富山市中心部12.9度、高岡市伏木12.1度など、全10観測地点で3月中~下旬並みだった。

 舟川べりの堤防には約280本の桜が並び、町によると、10日にほぼ満開となった。菜の花は例年より早く咲き、チューリップは品種ごとに順次、満開を迎えている。週末にかけて「四重奏」が楽しめるという。13、14日はあさひ総合病院と町文化体育センター臨時駐車場からシャトルバスが出る。

 富山地方気象台は10日、富山市の同気象台で桜(ソメイヨシノ)が満開になったと発表した。平年より2日、昨年より14日遅かった。気象台によると、11日の県内は、晴れで昼すぎから曇りの見込み。

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