晴天、銀嶺、満開…眺望の美 木場潟沿いの北陸新幹線

桜と雪の白山をバックに高架橋を疾走する北陸新幹線=小松市今江町

 10日の石川県内は高気圧に覆われて青空が広がり、前日の寒気が残った影響で最高気温は金沢14.9度、輪島11.8度にとどまるなど肌寒い日となった。

 約1700本の桜がある小松市の木場潟沿いではソメイヨシノが満開を迎え、青空にくっきり映える雪の白山の遠望と相まって、一幅の絵画を思わせる絶景を描き出した。北陸新幹線が敦賀まで延伸した今季は、桜と銀嶺(ぎんれい)の共演を横目に流線形の車両が高架橋を駆け抜ける風景も見られた。

 11日の県内も高気圧に覆われて晴れる見込みで、金沢地方気象台は加賀に乾燥注意報を継続して火の取り扱いに注意を求めている。能登には霜注意報を出し、11日朝は農作物の管理に留意するよう呼び掛けている。

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