【新日本】成田蓮が〝ストロングスタイル〟鈴木みのるに特大ブーメラン連発「せめて正々堂々戦え」

成田蓮

新日本プロレス12日(日本時間13日)の米国・シカゴ大会で鈴木みのる(55)との〝禁断マッチ〟に臨む成田蓮(26)が、「ストロングスタイル」にとことんツバを吐きかけた。昨年末に「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」に加入すると、古巣ユニットは今年2月に解散。因縁深い両者のシングルマッチへ向け、成田はかつての仲間に特大ブーメランを連発した。

成田は昨年1月大田区大会でH.O.Tに襲われていたところをみのる、エル・デスペラードに救出されストロングスタイルを結成した。しかし昨年末「ワールドタッグリーグ」でパートナーの海野翔太を裏切りH.O.Tに加入。同時にストロングスタイルは機能不全となり、今年2月にみのるがSNS上で事実上の解散を宣言した。

H.O.T加入以降は一度も交わっていないみのるとの遺恨マッチに成田は「何でいまさらやる必要があるのか分からない。しかも米国で」と悪態。自身の行動が引き金になってユニットが解散したにもかかわらず「俺のために作られたストロングスタイルを何勝手に解散させてんだと。『俺がすべて持っている』とか、鈴木の数々の発言が真っ赤なウソだったことが証明されたな。結局、俺がいないと何もできなかったってことだ」とのたまった。

EVILをはじめとした他のH.O.Tメンバーは14日台湾大会に出場するため、米国には不在。常とう手段のセコンド介入は使えない。それでも成田は「だから何だよ。いつも通り正々堂々やるだけに決まってるだろ」とうそぶき「むしろ俺が心配してるのは、鈴木に1対1で戦う勇気があるのかどうか。米国の仲間とか連れて来るんじゃねえか? ストロングスタイルのカケラが残ってるんだったら、せめて正々堂々戦え」と、一体どの口が言っているのかと思える発言を連発した。

新日本の伝統でもあるストロングスタイルに泥を塗るかのような言動を繰り返してきた。今年に入ってからは同期の海野との抗争が続いていたが、ついに実現するみのるとの一騎打ちは過去の因縁を清算する戦いとなりそうだ。「あんなよく分からないSNSでの発信じゃなく、俺が米国のリング上から『成田さん抜きではストロングスタイルを守ることができないので、解散させてください』って言わせてやるよ。まあ俺に負けるためだけに米国に来るのも不憫だから、せっかくならロサンゼルスあたりで修行してから帰ってきたらいいんじゃないか?」とどこまでも言いたい放題の〝裏切り者〟に、シカゴの地で一体何が待ち受けているのか――。

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