7月発行の新千円札の顔になる世界的な細菌学者、北里柴三郎(1853~1931年)の生誕地、熊本県小国町北里で7日、住民手作りのイベント「北里駅カフェ~祝いだ! 祭りだ!」が開かれ、家族連れらでにぎわった。
住民有志の実行委員会が、1984年11月に廃止された旧国鉄宮原線北里駅の貨物ターミナル跡の公園で、7年前から随時開いている。今回は10回目の節目と新札発行の祝いを兼ね、公園内にマーガレットやサルビアを植えて、ヒマワリの種もまいた。
会場はコロッケや焼き菓子、コーヒーなどの露店が並び、バンド演奏やもちまきもあり、記念開催を盛り上げた。親子3人で来場した農業の男性(40)は「涌蓋山[わいたさん]を望む景色が良く、のどかな雰囲気が心地よい」とくつろいでいた。(花木弘)