爆発する長打力に「とんでもない存在感だ!」韓国メディアが球団記録更新の大谷翔平を激賞! 母国英雄より詳細な報道も

驚異的な打棒が隣国メディアも震撼させている。

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が現地4月9日のミネソタ・ツインズ戦に2番・指名打者で先発出場。第2打席で打球速度114マイル(約183.4キロ)の痛烈な二塁打を放ち、5打数1安打として6試合連続安打をマークした。大谷はこの二塁打で、ドジャース初出場からの14試合で12長打(二塁打8、三塁打1、本塁打3)を記録。1901年以降では最多となる球団記録を更新した。

アジアを代表するスーパースターの活躍に、お隣韓国のメディアも驚きをみせている。ニュースサイト『NAVER』は、「8試合ホームランなし→6試合で9長打の大爆発…123年ぶりにLADの歴史を更新」と見出しを立て、ツインズ戦で達成した偉業を紹介。「打撃感覚が大爆発している大谷翔平がドジャース球団新記録を達成した。マウンドに立っていなくても打席ではとんでもない存在感だ!」と激賞した。

また、開幕後は8試合ホームランがなく、3月下旬に発覚した水原一平元通訳による違法賭博疑惑のスキャンダルに巻き込まれるなか、打撃不振に陥ったことにも言及。「それでも沈黙がより長くなることはなかった」とし、現地3日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦での今季初アーチで「完全に感覚を取り戻した」と復調までの道のりを記すと、ここ6試合の連続安打に触れるとともに、「直近6本のヒットをすべて長打に繋げる怪力を披露した」とそのパワーを強調している。

一方、『中央日報』公式サイトでも、「大谷が4月に入りホームラン3本」と題し、大谷の活躍に注目。やはり紆余曲折を経て打撃感覚を取り戻したことに言及しながら、「4月に入って全く違う選手になった」と長打を量産する姿を絶賛しているが、記事ではイ・ジョンフ(ジャイアンツ)やキム・ハソン(サンディエゴ・パドレス)ら自国の英雄的プレーヤーの活躍よりも詳細に報じているのが印象的だ。

韓国でも人気の高い大谷。4月に入ってからの打棒復活には、大きな関心が寄せられている。

構成●THE DIGEST編集部

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