羽谷勝太、『君とゆきて咲く』出演決定 約3カ月間に及ぶオーディションバトルを勝ち抜き

4月24日よりテレビ朝日系で放送がスタートする連続ドラマ『君とゆきて咲く』に羽谷勝太が出演することが決定した。

原作は、手塚治虫が1963年に発表した『新選組』。『仮面ライダーリバイス』(2021年~2022年/テレビ朝日系)で共演経験のある前田拳太郎と奥智哉がW主演を務め、オリジナルキャラクターとして描かれる若き新選組隊士、深草丘十郎と鎌切大作を演じる。

父を斬殺された丘十郎(奥智哉)は、剣の腕を磨いて仇を討つべく新選組に入隊する。その入隊試験で知り合ったのが、クールな少年・大作(前田拳太郎)。出自は不明だが、剣の腕はピカイチの大作は期待の大型新人として新選組に迎え入れられる。2人は熱い友情を育んでいくものの、いつしか時代の波に翻弄され、互いに殺し合わなくてはならない悲壮な運命へとなだれ込んでいくことに。

羽谷は、本作のメインキャストの1人を決めるべく開催された『人生が変わる、シン・時代劇オーディション「真剣 SHINKEN」~新選組への道~』に応募。ミュージカルや特撮作品への出演経験を持つ俳優や元スポーツ選手など、さまざまなバックボーンを持つ約800名の候補が、約3カ月間におよぶオーディションバトルで火花を散らしてきた。最終審査では、それまでの試練を勝ち抜いてきた4名が、前田と奥の主演2人も参加して行われた演技審査で激突。俳優歴約2年の羽谷が審査員の心を掴み、メインキャストの座を手にした。

現在27歳の羽谷は、登録者数180万人超のYouTubeチャンネル「あめんぼぷらす」の“しょーた”として活動しつつ、2022年からは俳優としても活動を開始。日曜劇場『下剋上球児』(2023年/TBS系)にも出演した。

そんな羽谷が本作で演じるのは、喧嘩っ早いが実直な性格で、剣の腕も立つ新人隊士・南無之介。幼いころから仕えていた武家が取り潰しに遭い、生きるために新選組に入隊した過去を持つという設定のオリジナルキャラクターだ。

羽谷は「オーディションで選ばれたときは頭が真っ白になって何も考えられなかったのですが、俳優をはじめたときから時代劇にはずっと出たいと思っていたので達成感とこれから始まるぞっていうワクワクがどんどん込み上げてきて、とにかくうれしかったです」と、出演が決定したときの心境を告白。南無之介の心情を深く理解するために“役作りノート”を作成していることも明かし、「脚本には描かれていない、南無之介とほかのキャラクターとのストーリーや思い出を日記のように書いているんです。それを彼のバックボーンとして生かしながら演じています」と意気込みを語った。

羽谷勝太(南無之介役)コメント
出演が決まった際の率直な感想
正直、最終審査は心臓バックバクで、選ばれたときは頭が真っ白になって何も考えられなかったです。でも俳優をはじめたときから時代劇にはずっと出たいと思っていたので、ひとつの達成感と“これから始まるぞ!”っていうワクワクがどんどん込み上げてきて、とにかくうれしかったです。

自身の役柄の印象や、演じる上で意識していること
僕が演じる南無之介は、後先考えずに本能で動く男。まっすぐな性格で、不器用なりに全力で頑張る隊士だと思います。言葉よりも気持ちや行動で伝えるタイプなので、情緒が激しいですね。でも、そこにつながるバックボーンを自分の中で細かく明確に作るようにしています。実は、脚本には描かれていない、南無之介とほかのキャラクターとのストーリーや思い出を日記のように書いて“役作りノート”を作成しているんです。それを彼のバックボーンとして生かしながら演じています。

時代劇ならではの難しさ、面白さ
この作品は時代劇ではありますが、現代に寄り添うような時代劇。“もしこの時代がこんな感じだったら”という感じで楽しんで見てもらえるのではないかなと思います。だからこそ難しさを感じるのは、演じる際の“塩梅”。“現代寄り”の時代劇ですが、セリフは現代のリアルな会話調ではなく、“時代劇寄り”にかけあわせて発していく……という感じで、その塩梅にはとても気をつけています。

撮影現場の雰囲気
めっちゃ楽しいですよ! 男だけの現場ということもあって他愛のない話題でみんなで盛り上がって、毎日、撮影に行くのがすごく楽しみです。主演のお2人、前田拳太郎くん、奥智哉くんとは一緒のシーンが多いので、演技の話もしますが、やっぱり他愛のない会話がいちばん盛り上がります。僕は役作りで増量し筋トレもしているので、“こういうトレーニングがいい”とか、“間食はこんなものがいい”……とか、そんな話をよくしています。

視聴者へのメッセージ
時代劇ファン、新選組ファンのみなさんに楽しんでもらいたいのは大前提ですが、今まで時代劇は難しくてあまり見てこなかった方にも楽しんでもらえる作品にしたい。キャラクターひとりひとりがとても美しく素敵に描かれているので、絶対に楽しんでいただけると思います。それぞれの信念を胸に全力で生きた隊士たちの姿を見て、“自分も頑張ろう”と勇気を届けられる作品にしたいですね。
(文=リアルサウンド編集部)

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