福井県の中華料理店で食事した6人食中毒 腹痛や嘔吐の症状、ノロウイルス検出

 福井県は4月10日、同県坂井市の中華料理店が調理、提供した料理を食べた男女6人が腹痛や嘔吐などの症状を訴え、食中毒と断定したと発表した。有症者4人と調理従事者4人の便からノロウイルスが検出された。県は食品衛生法に基づき、同店を10日から2日間の営業停止処分にした。

 県医薬食品・衛生課によると、5日に同店で会食した2人が7日夕から発熱や下痢、嘔吐などを発症し、8日に受診したと坂井市内の医療機関から県坂井健康福祉センターに同日通報があった。

 同店で5日に食事したグループ13人のうち10~40代の男女6人に症状があることが分かった。入院者はおらず、いずれも回復に向かっている。

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