「それは大谷翔平の賭博スキャンダルの前からの話」カブス担当記者がドジャースを『平凡な人気チームがカルチャー現象になった』と驚く

ヨーロッパサッカーファンを公言する外野手のコメントも紹介。

アメリカ・メジャーリーグベースボール(MLB)ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の活躍ぶりとその注目度の高さに、ライバルであるシカゴ・カブスの担当記者も驚くととともに「カルチャー現象を起こした」と目を細めている。

スポーツメディア『ジ・アスレチック』は4月6日、カブス担当記者のドジャース戦レポートを掲載。ホームで今シーズン最初に組まれたカードだったが、リグレー・フィールドでは、ドジャースのグッズ売り場が“盛況”だったという。

「(目立つところに)ショウヘイ・オオタニのジャージ(ユニフォーム)が壁にたくさん掛けられ販売されていた。その横には大谷用の別のラックもあった。キッズセクションにも、このスター選手のオプションが販売されていた」と、大谷フィーバーがシカゴにも飛び火したことを伝えている。

ただし、観客動員数はそこまで伸びなかったそうだ。ビジターチームにとっては、あくまでもにっくきライバル選手になりそうだと見ている。また、この連戦での大谷の活躍を受けて、ドジャースにとっても、決してグッズの販売増を狙ったのではなく、ワールドシリーズのタイトル獲得のための補強であったことが分かるとも強調している。

両チームは「ライバル関係にあるが、それぞれ別の道のりを歩んできた」と、近年の動向も振り返る。そのうえで、大谷と山本由伸の加入により「ドジャースは普通の人気チームだったが、カルチャー現象を起こした。これは大谷のギャンブルスキャンダルが起きる前からの話だ」と評価もしている。

そして過去にカブスにも在籍し、現在ドジャースでプレーするとともに『欧州サッカーのファン』を公言している外野手ジェイソン・ヘイワードは、世界規模でファンがいて、日本メディアが大勢来るところに“共通項”があるかもしれないと見る。しかし一方で、「とはいえ、まだまだ多くの人たちには見てもらえていない」「我々は内側にいる。いわば動物園にいるようなものです」と、こうした”現象”を喜ぶとともに、まだまだ可能性は大いにあると謙虚な姿勢も崩していない。

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そしてコラムは、「4月からさっそくエキサイティングで心に刻まれるようなゲームが続いた。10月にこのライバル関係がさらに熱くなっていれば素晴らしいことだ」と締めくくっている。

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