あの言葉が敵地でも…。ドラゴンゲートのタッグリーグ戦「Rey de Parejas 2024」優勝決定戦(10日、後楽園ホール)が行われ、オープン・ザ・ツインゲート王座を保持する清宮海斗(27)がアレハンドロとともにサプライズ登場した。
Aブロックを1位で通過した土井成樹&ドラゴン・キッドは準決勝でBブロック2位のルイス・マンテ、豹組を下し優勝決定戦に進出。同じく準決勝でBIGBOSS清水とストロングマシーン・Jに勝った横須賀ススム、YAMATO組と対戦した。試合は中盤からキッドが集中攻撃され、助けに入った土井も孤立して攻め込まれる苦しい展開が続く。しかし最後は好連係で逆転し、キッドが横須賀をウルトラウラカンラナで丸め込んで歓喜の3カウントを奪った。
その試合後、優勝コンビのアピールもあって5月5日の愛知県体育館大会での王座戦が決まった。そこに登場した清宮だが、土井から「お前ら、歴代のツインゲートの王者の中でも一番ベルトの価値を落としたんや。ノアのリングでそのベルトを巻いて入場したことあるか? しかもお前らノアで全然組んでないらしいやんけ。お前らレスラーとしては一流かもわからんけどな、チャンピオンとしては三流以下や」と怒とうの〝口撃〟を受ける。これに清宮は「三流でもいいよ。お前なんか、リーグ戦に優勝しないと挑戦できないような五流チャレンジャーじゃないか」と反撃に出た…かに思えた。
だが、ベテラン・土井には火に油で「俺は五流でもええわ。でもそしたらキッドはどないなんねん。キッドが何流か言うてみいや!」と〝大喜利〟を仕掛けられ反撃された。すると清宮は突如頭をかきむしり「ああ…、もう! めんどくせえよ。めんどくせえんだよ! どいつもこいつも。どの団体にもめんどくせえヤツが1人はいるんだな!」と激高。ホームのノアで拳王になじられ続けて誕生した〝ムーブ〟がまさかのタイミングで発動すると、皮肉にも会場からは「待っていました」とばかりに歓声が…。そのままリングを下りた清宮だが、このまま「めんどくせえ!」を連呼する人になってしまうのだろうか。