【スターダム】中野たむが〝女子プロ界最強〟アジャコングに照準「CAの仲間に引き入れる」

アジャコングをライバルに指名した中野たむ

女子プロレス「スターダム」の中野たむが、〝女子プロ界最強のレジェンド〟アジャコングに照準を定めた。

4日(日本時間5日)のペンシルベニア州フィラデルフィア大会に出場した中野は、7日(日本時間8日)の米・スパーク女子プロレスに参戦した。同大会ではアジャと初タッグを組み、白川未奈&ジャナイ・カイと激突。アジャとの好連係で勝利を奪った。

だが、帰国後からアジャへ敵意をむき出しにしている中野は「私はスターダムで1番人気のユニット、コズミックエンジェルズ(CA)を率いるリーダー。今回も人気で誰にも負けないって自信を持って行ったのに! 何をしてもアジャコールしか起こらなくて超悔しかった!」と地団駄を踏んだ。先月31日付で長年のライバル・ジュリアがスターダムを退団。新たな好敵手を探していた中野は「ジュリアがいなくなったたむの次のライバルはアジャ!」と女子プロ界最強レスラーを指名した。

米国遠征中には米・WWEの祭典「レッスルマニア40」を観戦し発見があった。「演出の派手さも映画並みで世界はすごかった。けど自分たちが作ってきたスターダムのプロレスは全然劣ってない。選手の身体能力、試合の精密さ、技の攻防、華やかさは世界に誇れるプロレスだと思ってるから規模の違いに悔しさを感じました…。でもやっぱり足りないものは明確にある」と真剣な表情。「それはこれまで第一線で女子プロ界を支えてきたアジャや去年戦った神取忍の放っていた殺気。それを得られればスターダムはさらに世界一の団体に近づく」と熱く語った。

だからこそアジャと戦いレベルアップした「シンナカノタム」になると意気込む。「今回はタッグで横並びだったけど、アジャと徹底的に殴り合いたい。そして私がアジャを倒して、ゆくゆくはCAの仲間に引き入れる。見習いは免除してあげる」と目を輝かせた。スパーク大会ではアジャと得意のぶりっ子ポーズで共演し、会場を沸かせたこともCA入りを厳命する理由の一つとし「たむとお揃いのポーズめちゃくちゃかわいかったし、舌まで出してノリノリだった。実はああいうかわいいことやりたいんだと思う」と不敵な笑み。新境地を見いだした中野の勢いは増すばかりだ。

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