クラブが外に引っ張られる遠心力をイメージできる「ペットボトル回し」ドリルとは!?【ゴルフは右手の使い方だけ覚えれば上手くなる/森山錬】

「クラブが外に引っ張られる」の意味が分からない!

遠心力をイメージできるドリルがあれば教えて

遊びながら遠心力を体感

遠心力が大事なのは分かったけど、体にはどんな力がかかるのか。それを実感したい人は、〝ペットボトルグルグル回しドリル〞をやってみましょう。水を半分ほど入れたペットボールにヒモを括くくり付け、振り子のように揺らした状態からグルグル回すだけのドリルです。遊びのようなドリルですが、これをやることで、クラブを引いて使う感覚や支点をつくって回す感覚が分かってきます。ペットボトルでその感覚がつかめたら、クラブを持って振り子の動きからクラブを回してみましょう。クラブでも遠心力が感じられるはずです。

ペットボトルをグルグル回そう

【CLEAR】ペットボトル回しで遠心力感じよう

水を半分ほど入れたペットボトルにヒモを括り付けたものを使う。5円玉でも遠心力をイメージできる。

遠心力が働き出せばグルグル回る

最初は振り子運動のように左右にゆらゆら揺らし、遠心力がついてきたらペットボトルをグルグル回そう。

【OK】親指、人差し指、中指の3本で摘まむ

ペットボトルをまわすとき、ヒモは親指、人差し指、中指の3本で摘まむような感じで持つ。そのほうが遠心力が働き、グルグル回しているときに遠心力を感じやすい。柔らかく持つのはクラブと同じ。

【NG】小指側3本で強く握ってはダメ

中指、薬指、小指の3本指で指に引っかけるように持ってしまうと、ヒモの動きがブロックされるような感じになって遠心力の働きが弱くなる。クラブでもこのように握りしめるように持つのは禁物。

出典:『ゴルフは右手の使い方だけ覚えれば上手くなる』著/森山錬

【著者情報】
●森山錬
1996年生まれ。小学校1年生でゴルフスクールにてゴルフを始め、丸山茂樹プロのジュニアスクールで腕を磨き、小学6年生のときに全国小学生ゴルフ選手権で優勝。フジサンケイジュニアクラシックで行われるジュニアドラコン選手権で300ヤードを記録し史上2人目の中学生チャンピオンとなる。その後、中島啓太らを輩出した代々木高等学校で部長として東京都大会6連覇(団体戦)の成績を残す。2018年には東京都アマチュア選手権で優勝。ANAオープン、東海クラシック、マイナビABCなどのマンデーにも出場経験あり。2019年からレッスン活動を開始。イーストゴルフスクール五反田店、学芸大ゴルフスタジオにて活動中。

【書誌情報】
『ゴルフは右手の使い方だけ覚えれば上手くなる ドライバー飛距離300ydも実現できる!』
著者:森山錬

現在、若手ゴルフレッスンプロで大きな注目を浴びているのが本書著者である「森山錬」氏。レッスンは3か月先まで埋まっている大人気ぶり。その大きな要因は本書のタイトルにもなっている『右手』のレッスン。従来、ゴルフでは『右手が悪さをしている』として『右手』は悪とされることが多かった。が、氏のレッスンはその逆で『右手こそがゴルフ上達のポイント』にしている点である。また、ゴルフ先進国のアメリカでは、クラブや体を覚える前にクラブを握る『手』について、まず学ぶことが主流となっている。手を理解することこそがゴルフ上達の確かな、そして最速の上達であるという考えから、本書では従来のスイング方法や体の使い方ではなく『手(右打ちの場合は右手。左打ちは左で応用)』の意味や使い方を学ぶことから始め、巻末では173cm63kgという標準体系でも平均飛距離300ydというドライバーテクニックを紹介する。

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