時代を超えた名品が集結!「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」がジェイアール名古屋タカシマヤで4月18日から開催

2024年4月18日(木)~5月5日(日・祝)まで、「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」がジェイアール名古屋タカシマヤで開催されます。

椅子研究家・織田憲嗣氏のコレクションから厳選した100脚の名作椅子を案内役に、アール・ヌーヴォー、バウハウス、ミッド・センチュリー、イタリアン・モダンまで、20世紀100年のデザインの変遷をたどる展覧会です。名作椅子のほかにも、食器やキッチン用品など日用品が幅広く展示され、当時のデザインと生活の関係性を紐解いていきます。

今も変わらず光を放ち続ける、デザイナーの情熱が詰まった「名品」たち。時代を超越した美しい生活デザインに出会える展覧会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

見て、座って体感!時代の空気を伝える貴重なコレクション

椅子研究家 ・織田憲嗣氏が長年かけて収集・研究してきた、20世紀のすぐれたデザインの家具と日用品が集う「織田コレクション」。その種類は北欧を中心とした椅子やテーブルから照明、食器やカトラリー、木製のおもちゃまで多岐にわたります。

写真や図面、文献などの資料を含め系統立てて集積されており、近代デザイン史の変遷を俯瞰できる学術的にも極めて貴重な資料です。ここからは「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」の見どころを紹介します。

「織田コレクション」から100脚の名作椅子が会場に集結!

チェア「ヒルハウス」 チャールズ・レニー・マッキントッシュ 1902 撮影:Kentauros Yasunaga

時代のムードや科学技術の進歩が反映されている椅子のデザイン。今回の展覧会では、100脚の名作椅子から20世紀100年のデザインの変遷を年代順にたどります。実物を見ながら時代背景を感じとることができますよ。

食器やキッチン用品、家電製品まで多様な生活デザインが集合

食器シリーズ「TAC」 ヴァルター・グロピウス/ルイス・A・マクミレン 1968 撮影:Kentauros Yasunaga

食器や家電製品など、私たちの暮らしに身近な生活用品も多岐にわたって出展されます。細部までこだわった美しいデザインの数々をじっくり堪能してみてくださいね。

名品たちのコラボレーションを体感する「5つの部屋」

デスク・ランプ「ブリッツ」 フランチェスコ・トラブッコ 1969 撮影:大塚友記憲

名作椅子と家具、食器などの小物、照明を時代ごとにコーディネートして展示する「5つの部屋」を会場内に設置。映像や音楽も交えながら、その時代のデザインと暮らしを想像してみましょう。

名作椅子の体験コーナーやミニシアターも!

名作椅子に腰かけることができるスペースでは、実際にそれぞれの椅子の座り心地を楽しめます。ほかにも、名作椅子のある暮らしを日本と北欧の2作品で紹介するミニシアターもあるので、さまざまな角度から名作椅子の魅力に触れてみてくださいね!

年代順に振り返る20世紀100年のデザイン

会場では、1900年代から1990年代までの名品を4章に分けて展示します。ここからは、それぞれの時代を象徴する名品の数々を一部紹介します。

<第1章>20世紀の始まり「アール・ヌーヴォー」(1901-1918)

カーザ・カルヴェットのアームチェア アントニ・ガウディ C.1900 撮影:大塚友記憲

1880年代に確立された新しいデザイン様式「アール・ヌーヴォー」。その流行の中で、20世紀はスタートし、家具や生活用品にも影響をもたらしました。

<第2章>デザイン革命「モダニズム」(1919-1938)

アームチェアB3(ワシリー) マルセル・ブロイヤー 1925 撮影:大塚友記憲

簡素で機能と形態が融合したデザインが生まれたモダニズムの時代。合板やスティール・パイプといった新たな素材や幾何学的な形態が使用されているのが特徴です。

<第3章>デザイン黄金時代「ミッド・センチュリー」(1939-1968)

バード・チェア ハリー・ベルトイア 1952 撮影:大塚友記憲

20世紀の中頃は、デザインがより軽やかになり、有機的な形態を多く使用するように。戦後復興と科学技術により、デザイン黄金時代が到来し、時代を席巻した名品が多数生まれました。

<第4章>斬新なデザイン「ポストモダン」へ(1969-2000)

チェアUP5+UP6 ガエターノ・ペッシェ 1969 撮影:大塚友記憲

新しい世代の文化が栄えた60年代は、カラフルで斬新なデザインが誕生。その後70年代にはポストモダニズムが起きるも、90年代には終焉を迎えます。

日常に取り入れやすいグッズの販売も!

MoMA イームズ・チェア コースター  (4枚セット)4,510円

コースターやクリアファイル、ハンカチなど約40種類のグッズが販売されます。本展のオリジナルグッズや日常に取り入れやすい雑貨も多数そろうので、ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね!

「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」で時代を超えたデザインに触れよう

暮らしに身近な生活デザインを見て歴史を知り、実際に座って体感することができる本展は、デザインに詳しい方もそうでない方も楽しめる内容となっています!使われていた時代の暮らしを想像しながら、名品たちの美しさに圧倒されてみてはいかがでしょうか。

「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」の概要はこちら

「椅子とめぐる20世紀のデザイン展」

会場:ジェイアール名古屋タカシマヤ 10階特設会場

期間:2024年4月18日(木)~5月5日(日・祝)

開館時間:10:00〜19:30(20:00閉場)

※最終日は16:30まで(17:00閉場)

入場料:一般1,200円(1,000円)、大学・高校生1,000円(800円)、中学生以下無料

※( )内は前売り料金および団体10名様以上の割引料金

詳細は、公式HPをご確認ください。

※料金はすべて税込です。

※都合により、内容が変更となる場合があります。

※会場内の混雑を緩和するため入場制限を行う場合があります。

※品数に限りがあるため、売切れの場合があります。

※掲載情報は公開日時点のものとなります。

最新の情報は公式HPをご確認ください。

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