3連勝ロッテの中で光った友杉篤輝 攻守両面で献身的な働き、笘篠氏「玄人好みの選手」

◆ 「9番バッターだからと言って舐めちゃいけない」

ロッテは延長10回までもつれた西武戦(ベルーナドーム)に3-2で勝利。今季初の3連勝で貯金1とした。

ロッテは2-1で迎えた9回裏、益田直也に代わる新守護神・横山陸人が痛恨の同点ソロを浴びたものの、直後の10回表にネフタリ・ソトの中前適時打で再び勝ち越しに成功。その裏は国吉佑樹が3年ぶりとなる今季セーブで締め、敵地での接戦を制した。

10日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』では、攻守両面で活躍した友杉篤輝のプレーにフォーカス。現役時代、友杉と同じく俊足好打の内野手として鳴らした笘篠賢治氏は、その献身的なプレーを絶賛した。

まずは1点リードで迎えた5回裏の遊撃守備。先発のC.C.メルセデスが一死二、三塁のピンチを招き、9番・金子侑司に許した詰まり気味の打球は二遊間を襲う難しいゴロだった。前進守備だった友杉は素早く打球を処理し、三走・佐藤龍世の本塁突入を阻止。一連の流れるようなプレーに笘篠氏は「センターラインの打球で、かなり足を使って一塁側に(体を)振られてるんですけど、そこからいい送球をしてアウトにする」と解説。なおも二死一、三塁で、1番・源田壮亮の三遊間へ切れていく難しいハーフライナーをダイレクト捕球したプレーについても、「一歩目が速い。守備でピッチャーを助けた」と、新背番号4のディフェンス能力の高さを力説した。

バッティングでも二死三塁だった7回表の第3打席に2点目となる中前適時打を放ち、追いつかれた直後の10回表は先頭でソトの決勝打をお膳立てする右前打。好守備に加え4打数2安打1打点をマークした打撃面にも触れ「しぶとさを見せてくれる。打率も.357と、9番バッターだからと言って舐めちゃいけませんよ。玄人好みの選手という感じがしましたよね」と、正遊撃手に定着しつつある2年目野手を称えた。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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