桐蔭横浜大サッカー部 全員目指すは「プロ」  初の新入生入部記者会見 横浜市青葉区

選手21人、学生スタッフ2人とその保護者全員で記念撮影

桐蔭横浜大学(鉄町/森朋子学長)で4月2日、サッカー部に加わる新入生の入部記者会見が初めて開催された。同日に行われる入学式を前に実施されたもので、日本高校選抜の一員として海外遠征中の太田隼剛選手(市立船橋高校)、杉本英誉選手(青森山田高校)を除く23人(学生スタッフ2人含む)とその保護者が参加した。

23年元日に行われた全日本大学サッカー選手権大会で優勝を果たし、日本一に輝いた実績のある同部。昨年度は3人、一昨年度は過去最多の13人のJリーガーを輩出している名門でもある。今年はその先輩たちに憧れた新入生が門を叩いた。

記者会見に出席した森学長は、保護者に向けて「ここまで育てていただき感謝している。この後は当大学にお任せいただき、どのように成長していくか見守ってください」と呼び掛けた。

その後は、プレミアリーグEASTで得点王に輝いた川崎フロンターレU-18出身の岡崎寅太郎選手をはじめ、世代別の日本代表など輝かしい経歴を持つ選手たちが壇上で、自己紹介と抱負を語った。そこで全員が口にしたのが、「プロになる」という目標。さらに「このメンバーで大学日本一を目指す」と力強く語った。

同部の安武亨監督は「サッカー選手である前に良き人間であれ。競技力と人間力は比例すると考えている。周囲の人から応援される選手になってもらいたい」と新入生に呼び掛けた。

最後には保護者も交えて記念撮影の時間も設けられ、笑顔で写真におさまっていた。

安武監督は大学で新入生入部記者会見を行うのはおそらく初の試みと説明。「全員が『プロになりたい』と宣言できる大学はそうはない。選手の決意と覚悟を保護者に見ていただけて良かった。来年以降もぜひ続けていきたい」と振り返った。

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