松山英樹は開幕前日9ホール後に打ち込み 恒例の水切りショットも披露

開幕に向けて最後の調整を終えた松山英樹(撮影/高藪望)

◇メジャー第1戦◇マスターズ 事前(10日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555 yd(パー72)

松山英樹はタイトなスケジュールの疲れを感じさせず、開幕前日も練習に打ち込んだ。前週の「バレロテキサスオープン」を7位で終え、翌月曜(8日)にコース入り。午後3時にセッティングされた記者会見まで、3時間ほど練習場で汗を流した。火曜と水曜は9ホール回った後に約2時間を練習に費やし、最後の調整を終えた。

連日の練習ラウンドは久常涼とプレー。この日はインコースを回り、池越えの16番(パー3)では恒例の水切りショットにも挑戦した。

水切りショットは1回で成功!(撮影/高藪望)

通常のティイングエリアから打った後、ギャラリーからの呼びかけに応えて池の前で立ち止まり、先に挑戦した久常が成功。松山のボールも池を跳ねて対岸までわたり、ファンからの声援を浴びてグリーンに向かった。

今年は2月「ジェネシス招待」で優勝を飾り、同大会を含む3度のトップ10入りを経てオーガスタに入った。年明けから「マスターズ」まで3度のトップ10は、コロナ禍で10月開催になった2020年を除けば2015年と19年のみだ。

天候に恵まれた練習日だが、初日がちょっと不安(撮影/高藪望)

「結果的に上位で3試合やれていましたけど、そこまで納得のいけるゴルフはできていなかった」と話していた状態は、連日の練習でどこまで求める領域に近づいたのか。3年ぶりのマスターズ制覇をかけて、初日は午前10時18分(日本時間11日午後11時18分)にティオフする。(ジョージア州オーガスタ/谷口愛純)

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