國學院大學平林清澄選手 「世界で活躍」誓う 大阪マラソン優勝祝賀会 横浜市青葉区

優勝トロフィーを手に笑顔を見せる平林選手

國學院大學陸上競技部の平林清澄(きよと)選手が、2月に開催された大阪マラソンで優勝したことを受け、3月30日に明治記念館で優勝祝賀会が行われた。会に先立ち取材に応じた平林選手は、「駅伝で結果を残して、卒業後はマラソンで世界を目指す」と明言した。

同大会がマラソン初挑戦だった平林選手。2時間6分18秒という日本人初マラソン最高・日本学生最高記録を樹立する快挙を達成した。

168cm44kgという体格ながら、1年時から頭角を現し、大学3大駅伝大会すべてに出場。2022年には日本学生ハーフマラソンで優勝、23年には全日本大学駅伝で7区区間賞の好成績を収めている。

取材会場には陸上部の前田康弘監督と一緒に登場。大阪マラソンでの走りを振り返った平林選手は「雨と寒さが味方をしてくれた。初マラソンのプレッシャーもなく、32Km地点で応援に駆け付けてくれた部員の姿を見つけて笑顔になるくらいの余裕があった」とにこやかに話した。また、今後については、4月21日に行われる上海ハーフマラソンに出場予定であることを明かした。

4年生となる今年は、これまでの陸上人生で初となる主将を務める。その責任感が「攻めた走りをしないと部員に面目が立たない。初マラソンでも負けるわけにはいかない」という強い気持ちに繋がった。優勝後は取材などで多忙だったこともあり、部員同士が集まる機会も作れず仕舞い。「同級生の山本歩夢選手と銭湯に行き、コーヒー牛乳で乾杯したのが唯一の打ち上げ」と笑った。

前田監督いわく「大学1・2年次は相当ビビりだった」という平林選手。自身も「駅伝で走るプレッシャーは本当に半端ない。マラソンの方がよっぽど楽です」と語る。ただ、最終学年の今年は駅伝にかける思いは熱い。「大学3大駅伝大会で結果を残して、前田監督の男泣きを見るのが目標。その後は、マラソンでロス五輪出場を目指していきたい」と力強く誓った。

優勝祝賀会では佐柳正三理事長らと鏡開きも

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