メッツ・千賀が60日間の故障者リストに移行 復帰は5月下旬以降

メッツは当分のあいだ、エース右腕を欠いた状態での戦いを強いられることになった。日本時間4月11日、メッツは右肩痛で離脱している千賀滉大を15日間の故障者リストから60日間の故障者リストに移行させたことを発表。タイラー・ジェイをロースターに登録するための措置だが、この結果、千賀は最短でも現地時間5月27日まで戦列復帰できないことになった。千賀は戦列復帰に向けたリハビリを進めており、現在は平坦な場所での投球を行っている段階。まだマウンドからの投球練習は再開しておらず、復帰にはもうしばらく時間がかかりそうだ。

メッツのカルロス・メンドーサ監督は、今回の措置について「最初から時間がかかることはわかっていた」とコメント。「最初からゆっくり進める方針だった。スプリング・トレーニングで彼がキャッチボールを再開するまでに数週間、余計に時間をかけたし、(60日間の故障者リストに移したからといって)何か新しいことが起きたわけではない。これが我々、そして彼の現在地だ」と語り、千賀の回復が遅れているわけではなく、予定通りの動きであることを強調した。

千賀を15日間の故障者リストから60日間の故障者リストに移すことの利点は、ロースターの40人枠に1枠分の余裕が生まれることだ。それによってメッツはジェイをロースターに加えることが可能になった。千賀はまだマウンドからの投球練習を再開しておらず、戦列復帰までにはブルペンでの投球練習、実戦形式での投球練習、そしてマイナーでのリハビリ登板といくつもの段階を踏んでいく必要がある。なお、メッツはリハビリの過程においても千賀の登板間隔を十分に空け、中5日以上の間隔で投げさせる方針であることを明らかにしている。

千賀は最初の故障者リスト入りから60日が経過する現地時間5月27日(日本時間5月28日)に復帰可能だが、この日に復帰できるかどうかはリハビリの進行具合に大きく左右される。メンドーサ監督は「まだ判断するには早すぎる。これからいくつものハードルをクリアしていかなければならない」とコメント。リハビリの進行具合によっては、戦列復帰が6月以降となる可能性もありそうだ。

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