五輪=体操で金3つのウィットロック、パリ大会で現役引退へ

[10日 ロイター] - 五輪の体操男子で金メダルを3つ獲得したマックス・ウィットロック(31、英国)は10日、今夏のパリ五輪を最後に現役を引退すると明かした。

ウィットロックは2016年のリオデジャネイロ五輪で床運動とあん馬の2冠を達成し、個人総合でも銅メダルを獲得。21年の東京五輪ではあん馬で再び金メダルに輝いた。だが、東京大会後に精神面での問題を公表し、1年半休養していた。

4度目の五輪出場となるパリ大会であん馬3連覇を目指すウィットロックは、「この決断は正しいと思う」と英BBCにコメント。「最後の五輪に臨むという話をするのは非常に不思議な気分で、それを言葉にするのは難しい」とし、持てる力の全てを出したいと思いを語った。

英国代表は6月に体操チームのメンバーを発表する予定。体操競技は7月27日─8月5日に開催される。

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