カズレーザー 米大統領選でとんかつ屋の株価が上昇?2024年の世界経済に影響する3つの要注意イベントとは

お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーがMCを務める『カズレーザーと学ぶ。』が9日に放送された。今回は『まだ間に合う!株で勝ち組になる方法』をテーマに、『テスタ流「連想ゲーム」でひもとく2024年上がる株 下がる株』という講義で、番組おなじみの株式投資家・テスタ氏が、今年注目の世界情勢の変化について解説を行った。

テスタ氏は、以前の放送でも自身が取引を行う銘柄を決める際に行なっている『連想ゲーム』について解説しており、社会の動向などをチェックし様々なニュースがどのような商品やサービスの需要を変化させるか、連想していくことが重要だと指摘していた。

今回はこの「連想ゲーム」を用いて、2024年に株への影響が起こりうる3つの要注意イベントをランキング形式で紹介した。

第3位に挙げたのは『4月に行われるインドの総選挙』。人口14億人を抱え、自動車メーカーや空調機メーカーなど、日本企業の商品も大量に消費されているインド市場の動向を注視する必要があるとした。インドでは総選挙が行われた年に、毎回株価が上昇しているというデータがあり、今年の総選挙も注目なのだそうだ。この話題に関してカズレーザーは、「選挙って考えたら、モディ首相が続けて勝つってことだと思う」と、現職・ナレンドラ・モディ首相の再選について言及。モディ首相とつながる財閥に関連する日本企業の成長などを指摘した。

続いて2位に挙げたのは猛暑。今年は気象庁が観測史上最も暑い夏となる可能性があるとしていることに触れ、「ほとんどの人に影響がある分、他の人が考えないような連想ができれば、大きく勝てる可能性がある」と語った。スタジオの面々は、昨年売れたネッククーラーの販売台数のさらなる増加や、猛暑のなかでも快適に遊べる屋内アミューズメント施設、更にUVカットなど特殊な繊維素材を作っている会社の株価が上がると次々に予想。それらを踏まえテスタは、「“去年もすごい暑かったのにさらに上がる”っていう情報一つだけでも、それを一歩先に情報を仕入れれば、いろんな連想ゲームができる」と、株取引における情報の重要性について語った。

そして第1位に選んだのは、『11月のアメリカ大統領選挙』。アメリカの経済の方針を大統領が決めることから、アメリカ経済が日本企業に与える変化を予測した。ここで共演した専門家が、共和党の候補が勝利した場合、株価のパフォーマンスが良くなるという過去のデータを紹介。スタジオではドナルド・トランプ氏の趣味趣向や、思想から成長が期待できる業界を連想するコメントが相次ぎ、トランプ氏が自国優先の経済政策を導入した場合、1番の貿易相手だったメキシコの経済の冷え込みが予想され、日本はメキシコから豚肉やコーヒー豆を安く輸入できるようになると連想。とんかつ屋や喫茶店の株価が上昇すると予測した。

一方のテスタ氏は、大統領選がいつも僅差の結果となることから、あらゆる結果を踏まえた予想が重要だと指摘。さらに、注目度の高い株取引は多くの人が早めの行動を取るため、「やっぱり大々的にこういうところ(メディア)で言われたものはうのみにして、それをそのまま買うんじゃなくて、例として捉えておいて、で、自分なりのみんなが知らない、気づいてないところを買う」と、“考え方を学んで自分で判断する”ことの重要性についてコメントした。

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