記録訂正で防御率67.50の悪夢も…中日23歳は「完全復活」 4月いまだ“ゼロ”に衝撃

中日・松山晋也【写真:矢口亨】

中日・松山は4月3試合に登板…未だ走者すら出さず

中日の2年目右腕、松山晋也投手が調子を上げてきた。4月は3試合に登板し、1人も走者を出していない。3回を無安打無四球無失点、5奪三振。不運な“記録訂正”もあり、3月は防御率67.50と苦しんだが、一転安定した投球を見せている。

松山は3月29日の敵地・ヤクルト戦で1点リードの8回に登板。村上が打ち上げた打球を遊撃のロドリゲスが追ったが、中堅と遊撃の間に落下した。村上はその間に二塁まで進塁していた。当初、ロドリゲスの失策と判定されたが、NPBが2日に記録を「安打と失策(単打と二塁進塁は失策)」に訂正され、松山の自責点は1から4になっていた。

不運ともいえる訂正で防御率も27.00から67.50に跳ね上がった。しかし、4月に入ると本来の投球を取り戻した。打者9人に対し、5三振を奪う無双状態。防御率も12.27まで戻した。

八戸学院大から2022年育成ドラフト1位で入団すると、1年目の昨年6月に支配下登録。1軍で36登板で防御率1.27をマークし、オフには野球日本代表「侍ジャパン」にも選出された。チームは10日時点で単独首位。SNSでも「松山完全復活してる」「松山えぐいな」とコメントが寄せられた。(Full-Count編集部)

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