タイからマカオへ向かう航空機内で窃盗事件発生…額面小さな紙幣にすり替える手口

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

 マカオ司法警察局は4月9日、タイからマカオへ向かう航空機内で窃盗被害に遭ったとする通報が寄せられたことを明らかにした。

 被害者によれば、同月8日にタイ・バンコクから空路マカオへ到着した後、すぐに車でコタイ地区にある統合型リゾート(IR)へ向かったが、途中で財布の中から9100シンガポールドル及び1万香港ドルの紙幣がなくなり、代わりに1米ドル紙幣の束が入っていたことに気づいたという。

 機内で額面の大きなシンガポールドル及び香港ドルの紙幣を1米ドル紙幣にすり替える手口の窃盗被害に遭った可能性があるとみられ、被害額はマカオパタカにして約7万パタカ(日本円換算:約133万円)に上るとのこと。

 マカオを発着する航空機内での窃盗被害はしばしば報告されており、同局が貴重品への注意をへの呼びかけている。

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