中国の自動車販売台数、1~3月は10.6%増

中国の自動車販売台数、1~3月は10・6%増

スマートフォン大手、小米集団(シャオミ)のEV子会社、小米汽車の販売店で「SU7」を見る来店客。(3月28日撮影、北京=新華社記者/鞠煥宗)

 【新華社北京4月11日】中国汽車工業協会(CAAM)が10日に発表した2024年1~3月の自動車生産台数は前年同期比6.4%増の660万6千台、販売台数は10.6%増の672万台だった。

 新エネルギー車(NEV)は急増傾向を維持し、生産が28.2%増の211万5千台、販売が31.8%増の209万台で、市場シェアは31.1%に達した。主要3分類であるハイブリッド車(HEV)、バッテリー式電気自動車(BEV)、燃料電池車(FCEV)の生産と販売は、いずれも増加した。

 同協会の陳士華(ちん・しか)副秘書長は、自動車産業が1~3月に安定した好調な滑り出しを切ったと紹介。春節(旧正月)明けに各メーカーが新車を一斉に発売したことに加え、モーターショーなどリアルイベントの相次ぐ開催、一部地域における買い替えなどの販売促進策の導入が販売増に寄与したと述べた。

 完成車の輸出も高水準で推移し、産業の継続的な成長をけん引している。1~3月の輸出台数は前年同期比33.2%増の132万4千台、うち新エネ車は23.8%増の30万7千万台だった。

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