国分寺市 市役所の中古備品「メルカリ」で販売開始

都内の自治体で初の試みです。国分寺市は、市役所で使っていた備品などをフリマアプリの「メルカリ」で販売する取り組みを始めました。

国分寺市は、来年1月に市役所の新庁舎を開設予定で、現在の庁舎は移転後に解体する方針ですが、職員が使っている備品などを廃棄せずに再利用しようと、4月9日からメルカリで販売する取り組みを始めました。

販売されているのは、庁舎で使用されていた椅子や扇風機などで、井澤市長は、すぐ使える中古品として活用してほしいと期待を示しました。

(国分寺市 井澤市長)
「使わなくなったものではなく使っているものをお出しできるので、購入した人にとってはすぐ使える商品としてご覧いただけるのかなと。こういう形でリユースができるのは、使う人にとってもメリットが大きいのではないか」

「メルカリ」によりますと、これまでに合わせて32の自治体と同様の取り組みを進めていて、都内の自治体では国分寺市が初めてだということです。

市は、移転に向け、さらに使用しない備品が出ると想定していて、今後、出品数を増やしていく方針で、メルカリでの売り上げは、市の財源として活用される予定です。

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