<扉を開く 道産子企業人に聞く>日本郵船(東京)社長・曽我貴也さん(64)=札幌市出身 知識と経験 120%使う

そが・たかや 札幌旭丘高に入学後、2年生への進級前に父の仕事の都合で東京の高校へ転校。一橋大卒。1984年に日本郵船入社。ロンドンやバンコクのグループ会社にも勤務し、自動車物流グループ長や経営企画本部長を経て、2023年4月から現職。ジンギスカンが好き。同社の連結売上高(23年3月期)は2兆6160億円

 仕事は自分の知識と経験を120%使って詰め切ることを大事にしています。20代後半から30代前半に担当した客船事業で学びました。当時はバブル期。多角化の一環で、戦前の客船事業を再開することになった。欧米で人気のクルーズ文化を日本でも提供したいという会社の夢でした。

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