松山英樹、3年ぶり2度目のマスターズ制覇に挑む 21歳・久常涼は初出場

練習ラウンドを行う久常涼(左)と松山英樹(右)(写真:Getty Images)

メジャー初戦のマスターズが11日、米ジョージア州のオーガスタ・ナショナルGC(7,555ヤード・パー72)で開幕。松山英樹が3年ぶり2度目のマスターズ制覇に挑む。

2021年覇者の松山は今年で13度目の出場となる。ジャック・ニクラウス(米)、ニック・ファルド(英)、タイガー・ウッズ(米)以来4人目のマスターズ連覇を目指した2022年は第3ラウンドに「77」を叩いて14位タイ、昨年は5位タイから出た最終ラウンドに「75」と崩れて16位タイだった。

それでも直近9大会でトップ20を逃したのは2019年のみ。また、今年は2月のザ・ジェネシス招待で2年ぶりの優勝を飾ると、以降もアーノルド・パーマー招待(12位タイ)、ザ・プレーヤーズ選手権(6位タイ)、前週のバレロ・テキサス・オープン(7位タイ)と上位に入っているだけに、2度目のグリーンジャケット獲得への機運は高まっている。

ゴルフの祭典と呼ばれるマスターズで複数回優勝を達成しているのは最多6回のニクラウスを筆頭に、ウッズ(5回)、故アーノルド・パーマー(米/4回)ら17人だけ。名プレイヤーたちの仲間入りを果たすべく、ジャスティン・トーマス(米)、ウィル・ザラトリス(米)と同組で回る初日のプレーから目が離せない。

また、21歳・久常涼にも注目だ。DPワールドツアーを主戦場とした昨年は9月に初優勝を飾るなどトップ10入り8回を記録し、日本人選手として初めて同ツアーの新人王に選出。年間ポイントランク上位10人の資格で今季から米ツアーに参戦し、特別招待でマスターズ初出場を果たす。

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