「外の世界」を少しずつ知っていく様子が微笑ましい!
引用元:@maru__chan0614
紹介するのは、Instagramユーザー@maru__chan0614さんが投稿していた、こちらの動画。そこには、初めての「プレ散歩」をする愛犬・まるくん(撮影時、生後2カ月/柴犬)の姿が映っています。
当時のまるくんは、まだワクチンプログラムが完了していなかったとのこと。「まるが外に少しでもなれるように」と、飼い主さんは抱っこのみでまるくんの散歩を始めたそうです。
ドキドキしながら、外の世界を感じている様子のまるくん。飼い主さんに当時の出来事を聞くと、印象に残っていることがあると話しています。
飼い主さん:
「当時のまるは、片手で抱っこできてしまうほど小さかったんです。そんなまるを見た近所のおばあちゃんが、『ぬいぐるみさんかと思ったよ〜』と言いながら笑ってくれたことが、いまでも思い出として残っています」
1才になったまるくんは、大の散歩好きに!
引用元:@maru__chan0614
あれからスクスクと成長していったまるくんは、2023年6月の誕生日で1才になりました。プレ散歩の甲斐があったといい、まるくんは人も犬も大好きで、散歩大好きなコに成長したそうです。
飼い主さん:
「散歩中にほかのわんちゃんに会うと、まるは必ず『あそぼー!』ポーズをします。社交的でとっても可愛いです」
引用元:@maru__chan0614
そんなまるくんと散歩に行くようになってから、飼い主さんは日本の四季の美しさにあらためて気づくことができたそう。春には一緒に桜を見たり、夏の夜の散歩では鈴虫の音色を聴いたりと、まるくんとの散歩の時間は飼い主さんの楽しみのひとつにもなったようです。
引用元:@maru__chan0614
まるくんとさまざまな経験をともにしながら、充実した日々を過ごしている飼い主さん。まるくんへの思いを聞くと、「これからも社交的で、元気いっぱいでいてほしいです!」と話していました。
【獣医師解説】犬が外を怖がらないようにするために、お外デビューのときに飼い主さんができる工夫
引用元:@maru__chan0614
プレ散歩の甲斐もあり、まるくんは散歩好きなコに成長したようです。一般的に、犬の「お外デビュー」に向けて飼い主さんはどのような工夫をするとよいのでしょうか。
いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
岡本先生:
「なれない外で犬が自ら歩くというのは、とてもハードルが高いです。なので、まるくんの飼い主さんのように、短時間の抱っこから外にならしたのはとても良いことだと思います。
無理のない範囲で外にいる時間を長くしたり、いろいろな人や音(車や電車の音、学校のチャイムなど)を経験することで、愛犬の散歩デビューがしやすくなるでしょう。リラックスできる室内でハーネスや首輪を装着し、リードで歩かせる練習をしておくことも大切です。
一般的に、警戒心が強いコや怖がりなコ、小さな音にも反応しがちなコなどは、とくにプレ散歩の効果を感じやすいのではないかと思います」
お外デビュー、散歩デビューの目安は?
岡本先生:
「犬の散歩デビューの目安は、初年度のワクチネーションプログラムを終えて2週間経ったあたりになります。
抱っこでお外デビューするのはワクチンが済んでいなくても大丈夫ですが、ほかの犬との接触は避けるようにしましょう」
初めての「プレ散歩」の様子が可愛かった子犬、1才になったいまは大の散歩好きに! 成長ぶりにほっこり
写真提供・取材協力/@maru__chan0614さん/Instagram
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ