イスラエル、ガザ北部へ避難民帰還認める構え 停戦交渉妥結なら

James Mackenzie

[エルサレム 10日 ロイター] - イスラエルはエジプトで行われたパレスチナ自治区ガザでの停戦を巡る協議で、ガザ北部へのパレスチナ人避難民の帰還を認めることに合意したが、イスラム組織ハマスに合意を結ぶ意向はないと受け止めていると、同国の高官が10日、明らかにした。

協議内容を知る2人の高官は、米国の停戦案に基づきイスラエルはガザ北部へパレスチナ人15万人の帰還を検問なしで認める構え。

ハマスが拘束する人質の生存者で女性や高齢者、病人のリストを提供することが条件になる。

ハマスは9日、仲介役のカタールとエジプトから受け取ったイスラエルの提案はパレスチナ諸派の要求を一つも満たしていないと反発。ただ、提案内容を検討し、仲介国に回答を示すとした。

イスラエル側はハマスがまだ合意を結ぶ意向がないと分析していると、高官が明かした。

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