敵地で撃ち合い制する PSGに勝利したバルセロナ、シャビ監督は「今、誇りを感じなければいつ感じるんだ?」

写真:バルセロナを率いるシャビ監督 ©Getty Images

バルセロナのシャビ監督が、パリ・サンジェルマン(PSG)戦後にインタビューへと応じた。

現地時間4月10日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグのPSGvsバルセロナ戦は、互いにゴールを奪い合う撃ち合いとなった。

敵地『パルク・デ・プランス』に乗り込んだバルセロナは、前半37分にブラジル代表FWハフィーニャのゴールで先制に成功。一方、ホームで負けるわけにいかないPSGも後半開始直後の48分、昨季までバルセロナに所属していたフランス代表FWウスマン・デンベレがニアをぶち抜く“ゴラッソ”を決めると、そのわずか3分後にはポルトガル代表MFヴィティーニャが逆転弾をマークする。

だが、ズルズルと悪い流れにはまりかけたバルセロナは、62分にハフィーニャがこの日2ゴール目を挙げて同点に。ハフィーニャのゴールをアシストしたのは、長期にわたる負傷が癒えて直前に投入されていたスペイン代表MFペドリだった。さらに、バルセロナは77分、左コーナーキックからデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンがヘディングシュートを決めて逆転に成功。試合は3-2でバルセロナが勝利した。

欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』は、試合後にインタビューへと応じたシャビ監督のコメントを紹介。バルセロナの指揮官は「チームを非常に誇りに思う」と選手たちを称え、次のように続けた。

「今、誇りを感じなければいつ感じるんだ? そして、今でもまだPSGはCLの優勝候補さ。彼らは素晴らしいチームだけど、今夜は彼らの脅威を抑えられたと思う。特に前半は上手くプレスをかけることができた」

アウェイ戦で貴重な勝利を手にしたバルセロナだが、指揮官に油断は一切ない。

「まだ何も終わっていないんだ。PSGは優勝候補だが、今夜は良い守備ができたし、全般的には満足している。バルセロナのファンも我々のパフォーマンスに満足してくれるだろう。今から2ndレグについて考えたい」

「私自身もまたバルセロナのファンだし、この結果に幸せを感じている。それでも、これで旅が終わったわけではない。今夜のような結果を出せたのは、随分前のこと。まだやるべきことがたくさんある」

準決勝進出を懸けた2ndレグは、4月16日に行われる。

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