米デルタ航空、第2四半期は過去最高の売上高を予想

Rajesh Kumar Singh

[シカゴ 10日 ロイター] - 米デルタ航空は10日、今年第2・四半期の売上高が同四半期としての過去最高を更新するとの見通しを示した。春から夏にかけて増大する旅客需要が業績を押し上げると見込んだ。

第2・四半期の売上高は前年同期比5―7%増、営業利益率は14―15%と見込んだ。調整後1株利益は2.20―2.50ドルと予想。LSEGが集計したアナリスト予想は2.23ドルとなっていた。

第1・四半期の調整後1株利益は0.45ドルとなり、アナリスト予想の0.36ドルを上回った。

エド・バスティアン最高経営責任者(CEO)は電話会見で、同社の中核顧客は健全であり、旅行が依然として顧客の最優先事項だと指摘した。企業の出張への支出も伸びが加速していると強調。「私が航空会社でこれまでに経験した中では、現在は最も好ましい環境かもしれない」と述べた。

特に高価格帯の旅行への需要が強いことが、デルタなどの航空会社に恩恵をもたらしている。バスティアン氏は「世代交代と消費嗜好の変化が、高額体験の長期的な伸びを主導している」と語った。

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