青森県内初 地元産ヒバ使ったローソン、11日オープン 青森中央高校前店(青森市)

店舗の壁面(上部)に県産ヒバを使用したローソン青森中央高校前店。11日にオープンする=10日午後、青森市
店舗外壁に、竹浪比呂央さん作のねぶたを基にしたイラストを装飾している

 コンビニエンスストア大手のローソン(東京)は11日、青森県産ヒバを内装や外装に使った青森中央高校前店(青森市)を改築オープンする。県産木材を使用したローソンの店舗は、県内初となる。オープンを前に10日、同店で店舗の引き渡し式を行った。

 木材の地産地消や、脱炭素社会の実現を目指すローソンの取り組みの一環で、東北では3店舗目。売り場やトイレの壁面、店内の天井、店外の軒裏部分にヒバを用いた。地域の魅力を発信する目的で、外壁には第7代ねぶた名人・竹浪比呂央さん作の2022年ねぶた大賞受賞作「龍王」を素材にしたイラストが描かれている。

 引き渡し式で、同店の石戸谷渉オーナーは「ローソン本部や工事関係者、竹浪名人のおかげで、立派な店ができた。従業員一同、初心を忘れず頑張りたい」とあいさつ。竹浪さんは「通年でねぶた文化の発信につながる新しい店舗になると期待して、素材を提供した。うれしく思う」と語った。

 11日は午前8時から営業する。

© 株式会社東奥日報社