青森県内各地で氷点下、霜降りる 青森大谷-5.9度、4月の観測史上最低

下草が一面霜に覆われた早朝の青い森セントラルパーク=11日午前5時32分、青森市浦町奥野

 青森県内は11日朝、放射冷却現象の影響で各地で強い冷え込みに見舞われた。青森大谷では4月の観測史上最低気温となる氷点下5.9度を記録、青森市などでは霜が降りたところもあった。青森地方気象台によると、県内23観測地点のうち20地点で氷点下を記録した。

 各地の朝の最低気温は十和田氷点下2.3度、黒石と五所川原市市浦同1.9度、外ケ浜町蟹田同1.8度、三戸同1.6度、青森とむつ同0.6度、弘前と深浦同0.3度、八戸同0.1度など。

 青森市の青い森セントラルパークでは同日早朝、周囲の下草が一面霜に覆われ、訪れた市民は白い息を吐きながらウオーキングやジョギングなどに励んだ。

 犬の散歩で訪れた同市の村上広晃さん(57)は「4月に入っても朝のうちは冷え込んでいるが、今日の寒さは特別」と話していた。

 同気象台は11日午前6時過ぎ、県内全域へ出していた霜注意報を解除したが、正午前に再び発表し、農作物の管理に注意を呼びかけている。

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