日本統計センター、統計データのAPI連携サービスの提供を開始 効率的なエリアマーケティングが可能

各種データベースの構築から分析結果の活用までを高度化するパッケージシステムの開発・提供を行う日本統計センターは、4月11日、「47stats API」をリリースした。

47stats APIは、エリアマーケティングに必要な統計データをAPIで利用できるサービス。同社が住民基本台帳をベースに推計変換した人口・世帯数をはじめとする統計データを、秘匿情報の推計による補完などを行うことで最新から過去まで時系列に合わせて整備する。

また、同サービスでは、統計データの商圏集約機能やマップを作成するために必要なデータも取りそろえているため、利用企業は自社のシステムに組み込んで利用することで、効率的なエリアマーケティングの実施が可能になる。

なお、同サービスでは、GIS(地理情報システム)機能を使用した領域に対するデータ集約処理の実装が不要。そのため、APIリクエスト時に中心点や半径などのパラメータを指定するだけで、領域で集約された値の取得ができる。

同社は今後、取り扱えるデータベースと分析機能の拡充およびアップデートを行い、マーケティングや地域課題などの意思決定のシーンで活用されるサービスとなることを目指す。

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