「嵐の新会社」で松本潤が道明寺役の『花より男子』が急沸騰のワケ 「株式会社嵐」代表取締役の凄い適任実力

松本潤(嵐) (C)ピンズバNEWS

4月10日、旧ジャニーズ事務所の新事務所「STARTO ENTERTAINMENT」による初の大型ライブイベント『WE ARE! Let‘s get the party STARTO!!』が開催された。東京ドームで行なわれたライブには、SUPER EIGHT、KAT-TUN、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、timelesz、A.B.C-Z、WEST.、King&Prince、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、Travis Japan、Aぇ!groupの13組が出演した。

ライブの演出を担当したのは嵐の松本潤(40)とSUPER EIGHTの大倉忠義(38)。ライブは、各グループの有名曲を中心に全42曲で構成された。終盤には13組72人全員――CDおよび大阪公演ではNEWSも参加する楽曲『WE ARE』(6月12日発売)も披露。華々しい照明や映像も駆使した演出は好評で、

《東の歴史を知ってる松潤と西の歴史を知ってる大倉くんふたりいないとできない演出だったと思う。本当にありがとう》
《ステージが生きてた。ムビステどころじゃない。生きてた》

といった歓喜の声が、X(旧ツイッター)に多く寄せられている。

「裏方として、STARTO社の門出の大イベントを仕切った松本さんをねぎらうファンの声もありますね。

ライブが盛り上がった一方、同日の朝には嵐の活動再開を期待させる発表もあり、いまだに話題沸騰中です」(女性誌編集者)

4月10日朝、相葉雅紀(41)、松本、二宮和也(40)、大野智(43)、櫻井翔(42)――嵐の5人は、会社を設立したことを発表した。

会社名は『株式会社嵐』。現在は、複数のメディアで会社名が報じられているが、10日の昼の時点では明らかになっていなかった。だが、Xでは同会社名が拡散されて、トレンド入りするなど大反響だったのだ。

「Xでは、嵐の事務所が東京・恵比寿にある、というポストも出回りました。恵比寿は嵐のファンにとって特別な場所ですからね」(前同)

山手線で渋谷から一駅の恵比寿は、松本が俳優として大ブレイクし、ドラマ主題歌の『WISH』と『Love so sweet』の相乗効果でグループ全体の人気に火がついた連続ドラマ『花より男子』(TBS系)のロケ地として知られる。

『花より男子』は2005年10月クールと07年1月クールに井上真央(37)主演で放送された作品。恵比寿は、『花男』で松本演じる俺様系イケメン・道明寺司が数多くの名シーンを生み出したロケ地で、嵐ファンにとって“聖地”とも言われている。

そのためファンは、

《花男の道明寺が居たとこじゃね…?偶然なのかわかんないけどこれ痺れるな》
《嵐の新会社はやっぱり株式会社嵐かな恵比寿って花男意識かなぁ》

といった興奮の声が、Xに多く寄せられたのである。

■『株式会社嵐』の代表は“エンターテインメントロイヤー&プロデューサー”

立ち上がった嵐5人の新会社『株式会社嵐』――。民放キー局関係者は、

「業界内では『株式会社嵐』の代表取締役が弁護士で実業家の四宮隆史さんだということにも注目が集まっていますね」

と話す。

四宮氏はNHKのディレクターとして勤務後、海外の映画プロデューサーの多くが弁護士資格を持っていることから一念発起して司法試験を受験して2003年に弁護士になった、異色の経歴の持ち主。“エンターテインメントロイヤー(※弁護士)&プロデューサー”の肩書きで紹介されることも多い。

「弁護士である四宮さんですが、実業家・プロデューサーとしてもやり手の人物として知られた存在なんです。福山雅治さん(55)主演の『ガリレオ』シリーズ(フジテレビ系)などで有名な脚本家・福田靖氏の代理人をしていて、そこから映画のプロデューサー業も手掛けるようになったといいます。『見えないほどの遠くの空を』(2011)や『そこにいた男』(2020)などの映画作品をこれまでプロデュースしています」(前同)

四宮氏は脚本家、漫画家、映画監督、役者、アーティストのためのエージェント会社「CRG」を設立して代表取締役に就任。前述の福田氏ほか多くのクリエイターが所属している。

さらに2023年からは映画会社「スターサンズ」の代表取締役にも就任している。

「スターサンズ」は社会派映画を得意とする製作・配給会社で、2019年に製作・配給した松坂桃李(35)とシム・ウンギョン(29)がダブル主演の映画『新聞記者』は第43回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞している。

そんな業界では有名な四宮氏が今度は「株式会社嵐」の代表になった――弊サイトは四宮氏に「株式会社嵐」の社長就任は事実なのか問い合わせたところ、事実という回答があった。

四宮氏が代表取締役に就任した『株式会社嵐』の設立。3月25日が会社成立の日だが、5人の会社ができても嵐がすぐに活動再開するわけではないようで、四宮氏は、

《活動再開の時期は決まっていません。タイミングが来たら、メンバーから発表すると思います》

と、4月11日付の『スポーツ報知』の取材にコメントしている。

「四宮さんは豊富な人脈を持っていて、何より日本では非常に珍しい、芸能プロダクション、制作会社、そして法律に精通している特別な存在です。

四宮さんは過去のインタビューで、プロデューサーとクリエイター両方の気持ちがわかることから“業界全体の視点でうまく交渉をまとめていくこと”を信条にしている、と話していたこともあります。

嵐ではすでに二宮さんが独立しており、さまざま権利関係も複雑になってくることが考えられる。会社を作ったことで、STARTO社ではなく、株式会社嵐で5人が映像作品などを制作していくことも考えられるでしょう。そうした際に、プロダクション業務、映像制作、法務の3方向に精通している四宮さんなら、上手く仕切れて、5人に良いアドバイスを送ることもできるのではないでしょうか。

今後、簡単ではない道を歩んでいくと見られる嵐の会社の代表としては、まさに適任の人物と見られていますね」(前同)

今年25周年を迎えること、全員が40代を迎えたことから会社を立ち上げる決意をした嵐。経験豊富な実力者・四宮氏のサポートを受け、5人が前へ進むことを期待したい。

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