多重事故に関与したチーフスWRライスに逮捕状

カンザスシティ・チーフスのラシー・ライス【NFL】

ダラス警察が現地10日(水)、3月30日にダラスの高速道路で発生した“重傷事故に関して”カンザスシティ・チーフスのワイドレシーバー(WR)ラシー・ライスに逮捕状を発行した。

23歳のライスは自分が運転していたランボルギーニと、コルベット、その他4台の車を巻き込んだ玉突き事故に起因する8つの罪――負傷者を伴う衝突に関する6つの罪をはじめとし、加重暴行罪、重傷者を伴う衝突の罪――に問われている。警察によると、この事故で4人が軽傷を負ったという。

警察の声明によれば、コルベットを運転していたと判断された21歳のセオドア・ノックスにも逮捕状が出されており、同じく8件の罪に問われているとのこと。

ダラス警察は車の同乗者は起訴されないとしており、ライスとノックスは現時点で拘留されていない。捜査は現在も継続中だ。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートはリーグのスポークスマンの話をもとに、NFLは事態の進展を注意深く見守っていると伝えている。

事故発生後、ライスとノックスは現場を離れた。ライスはランボルギーニをリースするかたわら、コルベットについては所有している。

衝突事故から数日後、ライスは『Instagram(インスタグラム)』のストーリーズに、事故に関与した“全責任”をとると投稿。

ライスはテキサスの高校に通い、カレッジ時代は南メソジスト大学でプレーしていた。

チーフスから2023年NFLドラフト2巡目(全体55位)で指名されたライスは、ルーキーシーズンにレシーブ79回、938ヤード、タッチダウン7回を記録し、チーフスのスーパーボウル制覇に貢献している。

【RA】

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