ラグビーリーグワン PO進出へ 熱戦必至 相模原-トヨタ 長崎ラグビーフェス

左から相模原のナンバー8ヘモポ(c)JRLO、相模原のSH岩村(c)JRLO、トヨタのナンバー8姫野(c)JRLO、トヨタのSOバレット(c)JRLO

 リーグワン1部の「三菱重工相模原ダイナボアーズ-トヨタヴェルブリッツ」は13日、長崎市のベネックス総合運動公園かきどまり陸上競技場で行われる。キックオフは午後2時半。リーグワンの県内開催は初めてで、ホストチームとなる相模原の石井晃ゼネラルマネージャーは「企業スポーツと地域密着のハイブリッドであるダイナボアーズの特性を生かして、素晴らしいラグビーを長崎に提供したい」と熱戦を約束している。
 相模原の母体企業である三菱重工発祥の地という縁もあって、今回の長崎開催が実現。相模原の今季のスローガン「心燃える瞬間を」と長崎県ラグビー協会の理念「すべては子どもたちのために」に基づき、次代を担う県内の小中高生へ無料チケット配布もした。
 相模原は1971年に創部。2001年に最上位リーグへ昇格した。リーグワンへは初年度の22年に2部から参戦。1シーズンで1部昇格を果たした。昨季は各国代表選手が在籍していない唯一のチーム編成で1部に臨み、12チーム中10位でシーズンを終えた。
 今季は第12節(6、7日)を終えて5勝7敗の9位。主将のSH岩村昂太、元ニュージーランド代表のナンバー8ジャクソン・ヘモポらを中心に、国内最高峰リーグで存在感を発揮している。
 対するトヨタは第12節終了時点で6勝6敗の7位。日本代表主将のナンバー8姫野和樹、ニュージーランド代表のSOボーデン・バレットら、各国代表6人が在籍しているスター軍団は、攻守両面でリーグトップレベルの力を備えている。
 今季のリーグ戦は残り4試合。上位4チームによるプレーオフ(PO)進出争いに残るためにも、今回はどちらも負けられない一戦になりそうだ。

■交通情報
 リーグワンの試合が行われる13日は駐車場や周辺道路の混雑が予想されるため、県ラグビー協会は長崎駅隣接地臨時駐車場からベネックス総合運動公園までの臨時シャトルバス(有料)を運行する。
 午前11時から午後2時まで約10分間隔で運行。片道大人330円、小学生以下170円で、長崎駅隣接有料駐車場は観戦者専用で終日1000円。同協会は「かなりの混雑が予想されるので、乗り合わせでの来場か臨時バスを利用してほしい」と呼びかけている。

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