「今回は頂点狙った」卓球で初の全国優勝 出雲北陵高校、創部20年 選抜で連続3位の雪辱果たす 島根県庁で知事報告

全国高校選抜卓球大会の男子団体初優勝を振り返る出雲北陵高校の小野泰和主将(右)と黒田昌秀選手=松江市殿町、島根県庁

 全国高校選抜卓球大会の男子団体で初優勝した出雲北陵高校(出雲市西林木町)の選手が10日、松江市殿町の島根県庁を訪れ、丸山達也知事に結果を報告した。

 3月22日から3日間、山形県であった全国選抜大会に出場。4単1複で争う団体戦の決勝で優勝経験のある希望が丘(福岡)を3-0で破り、全国大会の団体戦で島根県勢として男女を通じて初めて制覇した。

 小野泰和主将(17)と黒田昌秀選手(17)、古瀬泰之監督(45)が丸山知事を訪ねた。予選を含む計6試合のうち、決勝トーナメント準々決勝の上宮(大阪)戦を除き全てストレートで勝利した戦いを振り返った。

 丸山知事は「名だたる強豪を破っての優勝、おめでとうございます」と、創部20年目での全国制覇をたたえた。

 黒田選手は「選抜大会は2年連続3位。優勝したいという気持ちが強くなり、今回は頂点を狙った」と大会に懸けた思いを披露。小野主将は夏のインターハイに向け「春夏連覇は意識するが、まずはレベルの高い島根県大会をしっかり勝ち上がりたい」と力強く話した。

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