リヴァプール、クロップ監督がELアタランタ戦へ向けて「ベストの状態で挑む」

写真:クロップ監督は優勝よりもベストを尽くすという点を強調した ©Getty Images

リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準々決勝のファーストレグ、アタランタとの試合へ向けてベストの状態で試合に挑むことを強調した。クラブ公式サイトが伝えている。

リヴァプールは2月にカラバオ・カップを制覇し、プレミアリーグとELのタイトル争いを繰り広げている。今シーズン限りで退任すると表明したクロップ監督は、指導者としてEL優勝というタイトルは獲得したことがない。同監督は「ELというタイトルは特別か」という質問にこう答えた。

「個人的には関係ない。ELに出場できるとわかったときから、我々は本当に必死だった。リヴァプールというチームは競争に勝ちたいから必死になるんだ。そのために必要な段階を踏まなければいけないし、ELで勝ち残っているチームはすべて手強い」

「アタランタは素晴らしいチームだし、どんなチームかも知っている。(ジャン・ピエロ・)ガスペリーニは何年も仕事をこなしてきたし、イタリアのチームとの試合は難しい。彼らはいつも戦術的に統率されていて、ピッチの様々なエリアで脅威となる。我々はこの準々決勝の2試合をベストの状態で挑まなければならない。決勝トーナメントだからではなく、ただベストを尽くすのみだ」

そして、過密日程のなか重要な大会で戦うことについて質問されたクロップ監督は「我々にとってこのリズムが普通なんだ」と答え、過密日程における戦い方を語った。

「昨シーズンは欧州の大会ですぐ敗退してしまったけど、例年は欧州の大会で勝ち残って遠征することが多かった。このリズムが我々にとっていつものリズムなんだ。そして、そのリズムを保っていれば問題はない」

日本代表MF遠藤航が所属するリヴァプールとアタランタによるEL準々決勝ファーストレグは日本時間4月11日午前4時にキックオフの予定だ。

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