JR西、営業列車で次世代バイオディーゼル燃料の実証実験 岩徳線で実施へ

営業列車(イメージ)

JR西日本は10日、次世代バイオディーゼル燃料の走行試験を、営業列車で実施すると発表した。

JR西日本では、2021年に同社グループが策定した環境長期目標「JR西日本グループ ゼロカーボン2050」に基づく取り組みなどとして、次世代バイオディーゼル燃料の導入に向けた実証実験を、2022年度から実施している。2023年度には実車を用いた非営業列車での走行試験を、夏期、通常期、冬期の3シーズンで実施。次世代バイオディーゼル燃料の性能が軽油と同等であることが確認できたとしている。

営業列車での走行試験は、岩徳線、山陽本線櫛ケ浜~徳山間で実施。次世代バイオディーゼル燃料を100%使用して走行し、長期的に使用した際の車両性能への影響を確認する。走行時期については、別途発表するとしている。

同社では、2024年度の試験結果をふまえ、2025年度以降の次世代バイオディーゼル燃料本導入を目指す方針を示している。

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