イギリス王室ゆかりのオックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団初来日

世界最高峰の学府オックスフォード大学と提携し、エリザベス前女王やアレクサンドラ王妃など、皇室とも長い交流を重ねてきた“ロイヤルオーケストラ”、オックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団の初来日公演が開催される。

1998年に、音楽監督マリオス・パパドプーロスによって創設されたこのオーケストラは、イギリスを始めヨーロッパ全土から優れた奏者が結集した新進気鋭のアンサンブルだ。これまでには、マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)や、エフゲニー・キーシン(ピアノ)、アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、マキシム・ヴェンゲーロフ(ヴァイオリン)など、世界的な演奏者との共演を重ねてきたことからも、その実力が伺い知れる。

今回の来日公演においては、創設者パパドプーロスの指揮のもと、チャイコフスキー:幻想序曲『ロミオとジュリエット』、メンデルスゾーン:交響曲第3番『スコットランド』が披露されるほか、注目のヴァイオリニストHIMARIをソリストに迎えたクライスラーの名品や、ビゼー(ワックスマン編曲)による『カルメン幻想曲』に期待が集まる。

2011年生まれのHIMARIは、2022年に難関名門校カーティス音楽院に最年少で合格。これまでに出場した42のコンクールにおいて、すべて1位またはそれを上回るGPを獲得してきた逸材だ。イギリスの伝統を背景にしたオーケストラと新進気鋭のHIMERIのコラボレーションや如何に。

オックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団

5月7日(火) 19:00開演
すみだトリフォニーホール 大ホール
https://www.triphony.com/concert/detail/2024-01-007082.html

●HIMARI(ヴァイオリン)

2023年、3年に1度開催されるモントリオール国際 MINI VIOLIN 2023にて「Public Award」受賞。2011年生まれ、12歳。3歳からヴァイオリンを始め、6歳でプロのオーケストラと共演を果たす。「第15回リピンスキ・ヴィエニヤフスキ国際ヴァイオリンコンクール 2021」にて史上最年少、特賞グランプリ(第1位を上回る)を受賞。第12回アルテュール・グリュミオー国際ヴァイオリンコンクール第1位及び特別グランプリ(ベルギー)、第26回アンドレア・ ポスタッキーニ国際ヴァイオリンコンクール第1位及び特別賞 (イタリア)、第20回シェルクンチク国際音楽コンクール第1位 (ロシア)、第2回レオニード・コーガン国際ヴァイオリンコンクール第1位(ベルギー)等、国内外42のコンクールで全て1位。ザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学の国際サマーアカデミーAward Winner、モーツァルテウム大ホールに於けるザルツブルク音楽祭2019コンサートに最年少で出演。その他、ロシア、スイス、オーストリア、イタリア、ベルギー、ウクライナ、アメリカ、 カナダのコンサートに出演。

これまでウラディーミル・スピヴァコフ、ニコライ・ジャジューラ、イヴァン・ストルボフ、ケリ-リン・ウィルソン、ジャン=クリストフ・スピノジ、小林研一郎、大友直人、広上淳一、秋山和慶、原田慶太楼、梅田俊明、角田鋼亮、下野竜也、三ツ橋敬子、角田資典、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団、ロシア・ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、キエフ国立フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団、神奈川フィルハーモニーオーケストラ、群馬交響楽団等と共演。 原田幸一郎、小栗まち絵、アイダ・カヴァフィアンの各氏に師事。NHK E テレ「クラシック音楽館」、家庭画報に特集 8ページで掲載されるなど広告出演やメディアでも多数取り上げられている今、世界が注目する12歳の天才ヴァイオリニスト。現在、慶應義塾幼稚舎6年生。2022年 難関名門校・カーティス音楽院に最年少で合格。江副記念リクルート財団第52回奨学生。

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