曙さんをプロレスの師匠・武藤敬司が追悼「プロレスLOVEを感じた人でした」

曙さんと武藤

大相撲の元横綱でプロレス・格闘技でも活躍した曙太郎さん(享年54)が11日までに心不全で死去したことがわかり、マット界は悲しみに包まれている。

2003年に格闘家に転向しK―1やPRIDEのリングに上がった曙さんは、05年からプロレスのリングに上がった。全日本プロレスマットでプロレスの師匠として才能の開花させた〝プロレスリングマスター〟こと武藤敬司(61)は自身のX(旧ツイッター)を更新し、化身のグレート・ムタが曙さんの頭部にかみつく写真をアップ。

「長い闘病生活の末に、曙選手がお亡くなりになりました。大相撲からプロレス界へ、真摯に向き合う姿勢にプロレスLOVEを感じた人でした。俺の引退前に今一度闘いたかった思いもありましたが叶いませんでした。横綱、ゆっくり休んでください。心よりご冥福をお祈り致します」とつづり、哀悼の意を表した。

武藤と曙さんはタッグチームでも活躍し、05年の世界最強タッグ決定リーグ戦で準優勝。同年度の「プロレス大賞」最優秀タッグ賞を受賞している。

また、新日本プロレスのミスターこと永田裕志(55)はXで「横綱とはプロレス入りされてお会いしてからとても仲良くさせて頂きました。私の自主興行東金大会のメインでタッグを組ませて頂いたのはとても素晴らしい思い出です。ご冥福をお祈りします」と追悼した。

© 株式会社東京スポーツ新聞社