【バドミントン】初戦敗退の奥原希望 周囲への感謝を述べ涙を流す【アジア選手権】

<2024年4月10日(水)アジアバドミントン選手権2024 奥原希望 1-2 アン・セヨン(韓国)@中国・寧波>

4月9日(火)にアジア選手権(中国・寧波)が開幕。パリ五輪代表レースも佳境に入る中、注目の大会となる。

現在オリンピック予選ランク17位、日本人3番手の奥原希望(29)が、世界ランク1位のアン・セヨン(韓国)に1-2(15-21/21-18/17-21)で敗れた。

今大会でベスト4以上に入らなければパリ五輪出場が絶望的となる状況。

フルゲームの熱戦を見せるも初戦敗退となった。試合後、奥原がインタビューに応じた。

◾️奥原希望 試合後インタビュー

Q.試合を終えて

すごく、色々な思いが込み上げてくるんですけど。ヨーロッパ遠征から帰ってきて、とにかくこの1試合に集中してきて。

最後まで、1球ずつやってきて、悔いなく戦うことができたと思います。サーブミスがすごく悔いの残る試合でした。

Q.試合後に流した涙

すごく勝ちにこだわった試合で、最後勝てなかったところが悔しいですが。悔しいという涙というよりも「やりきった」という達成感と、支えて応援してくださったみんなへの感謝の思いと、自分に対してここまで折れずに頑張ってこれたという思いです。

Q.世界ランク1位 アン・セヨン選手との試合

本当に苦しくて。でも心は苦しくならずに、ハードな試合の中でもバドミントンを楽しみながらバドミントンができました。

この90分、すごく幸せな時間でした。

Q.フルゲームの接戦、試合中の心境

勝ちが見えてしまった時に、イージーなミスが増えて。そこで気持ちを落ち着かせて目の前に一球一球に集中することを意識しました。

正直2ゲーム目の途中から足が止まりそうだったんですが、なんとか自分を鼓舞して最後まで戦うことができました。

Q.この大会までのパリ五輪選考レースを振り返って

今までは自分の気持ちの強さで全部乗り越えてきたんですけど、本当に沢山の人に支えられて、1人の力だけではここまで来れなかったので。

みんなの支えのあったパリへの道だったと思います。

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