テニスの試合で八百長や賭け スペイン男子選手を15年間活動禁止

プロテニスの不正監視機関は9日、スペイン人の男子選手が35件の不正行為を認めたとし、この選手を2039年までテニス界から追放したと発表した。

国際テニス・インテグリティ・エージェンシー(ITIA)によると、不正を認めたのはアーロン・コルテス選手(29)。世界シングルスランキングの自己最高は955位で、2017年に記録した。

コルテス選手は2016~2018年、金銭を得る目的で、試合に絡む八百長をし、賭けを行ったという。また、不正行為の誘いを受けたことを報告せず、ワイルドカード(主催者推薦での出場)と引き換えに大会関係者に金銭を渡したという。

ITIAはコルテス選手の活動を15年間禁止し、罰金7万5000ドル(約110万円)を科した。うち5万6250ドルは支払いを猶予した。

コルテス選手は「ITIAの調査に全面的に協力し、合意した制裁を受け入れた」という。

同選手は、男子プロテニス協会(ATP)、国際テニス連盟(ITF)、女子テニス協会(WTA)、各国のテニス協会が公認するテニス関連のイベントで、プレー、コーチング、参加することを禁じられる。

(英語記事 Spanish tennis player Aaron Cortes banned to 2039 for corruption

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