シルベスター・スタローンが女性エキストラに暴言疑惑浮上 プロデューサーは否定

シルベスター・スタローン

米俳優シルベスター・スタローン(77)がドラマの撮影現場で女性エキストラに対し暴言を吐くなどパワハラ行為をしたとされる問題で、製作会社のパラマウントが調査に乗り出したと米FOXニュースが10日、報じた。

FOXによると、米動画配信サービス「パラマウントプラス」によるコメディードラマ「タルサ・キング」で、主役のスタローンがシーズン2の撮影現場で女性エキストラの容姿をさげすむ発言があったとする証言がソーシャルメディアに投稿された。

番組関係者はFOXに、パラマウント側が「つい最近になって(そのような行動があったとする)SNSの投稿を確認した」とし、「公平で互いに尊重できる職場環境を維持することに全力で取り組む」と語った。

問題の発端は、ある関係者がフェイスブック(FB)に、スタローンが撮影現場でエキストラを見わたして、「何でこんなブサイクな奴らが後ろにいるんだ」などと発言し、自分の近くに「もっと若くて美人を連れてこい」と言い放ったと投稿したことだった。

エキストラの知り合いから現場の様子やFBの投稿などを聞きつけた脚本家のジュリー・ベンソン氏が、問題のフェイスブックのポストをスクリーンショットした画像を付け、「シルベスター・スタローン、あなたはどう釈明するの?」とX(旧ツイッター)に投稿。それが拡散し、問題化した。

ベンソン氏はまた、エキストラのキャスティングディレクターが、嫌気がさして辞任したとも投稿した。同氏はすでに投稿を削除している。

同番組のプロデューサーは、そのような侮蔑発言はなかったと米ニュースサイト「TMZ」に証言している。

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